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【連載】経営ビジョンから行動計画へ

2012年01月26日
経営計画の作り方も後半になってきました。中期経営計画を柱とする経営ビジョンが確定したら、年度ごとの行動計画を作っていきましょう。

中期経営計画は、全社計画に部門計画、それに利益計画、資金計画、人事計画を含めて年度ごとの行動計画へ展開されます。
行動計画は2つの側面を持っています。
 (1) 戦略的計画、プロジェクトの年度別実行計画
 (2) 利益計画、資金計画、人事計画の年度別実行計画

そして、以下の特徴を持っています。
 (1) 業務執行活動が主体となる
 (2) 年度計画は部門別に行動計画と利益目標を示し、その活動を統制することに重点がある

つまり、行動計画は、企業全体ではなく、担当部門、担当者が主体となります特に中小企業は、最終的には従業員1人1人の行動計画、個別計画が必要なケースがでてきます。「誰が」「何を」「いつまで」「どうやって」を決め、「成果の指標」を決めるのです。
全社計画を行動計画に、そして個々人の目標までブレイクダウンすることにより、中期経営計画は実行段階まで具体化されていきます。

全社計画を行動計画化する際の留意点は下記のとおりです。
 1) 全社および部門メンバーの認識統一 → コンセンサスの形成
 2) メンバー1人ひとりの行動規範としての職務分掌規定の整備 → 行動の規範化
 3) 計画遂行の体制を整えていく → チェック体制の整備
 4) 部門管理者が強いリーダーシップを発揮する → リーダーシップ

組織は人なり、といいますが、立派な経営計画を策定しても実行しなければ、絵に描いた餅に過ぎません。
実行し成果を上げるのは、経営者であり組織に集う従業員なのです。現場の主体的な行動が、会社の経営体質を変え、経営計画を実行する推進力となります。そのためにも、組織メンバーが実行力を発揮しやすい行動計画を作りましょう。

[参考文献]アクト経営問題研究グループ『必ず勝ち残る!経営計画マニュアル』祥伝社,2002年。

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投稿者:ワイビーエム経営研究所 │ 10:00 │ コメント(0) │ 【連載】経営計画の作り方

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