私たちの職場でも台風18号の被害を受けました。
鬼怒川流域の受けた被害に比べると、小さな被害だったと思います。
それでも、今後の教訓のため、この時の様子を書き記したいと思います。
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9月7日は台風上陸前夜でした。
風は弱いのに雨が激しかったと記憶しています。
夜には周辺の道路がほとんど冠水して帰宅が難しい状況に陥りました。
どこかに通行できる道路があるのかもしれませんが、それがどこなのか行ってみなければわからないのです。
どうしてこんなに水が溜まるのか知りたくて様子を見に行きますと、特に原因が見当たりません。
側溝に流れ落ちるはずの雨水が道路に残っているだけです。
側溝の水が川に流れ落ちるスピードより雨水が溜まるスピードの方が速いということでしょう。
それなら雨が止めばすぐに水は捌けるだろうと楽観していたのですが、そう簡単でもなく、
雨脚は弱まっているにも関わらず水たまりは残ったままです。
どうも、別の場所から側溝に水が流れ込んでおり、その分が流れ切ってしまうまでは水が残るようです。
近所の高台から水が来る、という説も聞きました。
結局筆者はこの日23時頃まで職場で待機し、水のほとんどが引いた後に帰宅しましたが、
途中で一度、暗闇の中にある深い水たまりに突っ込みそうになってしましました。
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9月8日は、いよいよ台風上陸の日でした。
朝から強風を伴う雨が降り、皆出社が遅れ、足元がスブ濡れになりました。
この日から出社する新人もおり、彼女は特に大変だったろうと思います。
7時半くらいまでは順調に車が走れたのですが、9時頃にはまた冠水で通行止めになりました。
通行止めになったのは昨夜と同じ場所です。
それらの冠水区間はそれほど長くありませんので、場所によっては手前の交差点から回り込むこともできました。
弊社の事務所も駐車場も高い位置にあるため、浸水被害は受けないだろうと思っていましたが、
川がすぐ側にあるので何とも言えません。
緊張して午前を過ごしましたが、結局川の水位は一定上上がりませんでした。
道路に水がある分、川には行かないのでしょうか。
昼頃には風雨も弱まり、夜には雨が止みました。
どちらかと言うと拍子抜けという印象です。
しかし報道を見ますと、南区では水に浸かって大きな被害を受けた地区もある、ということで、
大変な台風だったのだな、と思い直しました。
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9月9日も朝から雨でした。
しかし新幹線を始めとする交通網も特に問題なく、私たちは平常通りの業務を行えました。
昼ごろには雨も上がり晴れ間が覗いていました。
鬼怒川が決壊するのはこの翌日のことです。