【連載】経営計画作成は一貫したストーリーを

ワイビーエム経営研究所

2011年11月10日 12:26

経営計画、経営戦略、事業計画、中期経営計画など、いろんな言い回しにて企業の戦略作成についてのノウハウ本がでています。それぞれ概観してみますと、作成の流れや手順についてはパターン化されています。

1.外部環境分析…市場分析、顧客分析、競合分析
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2.内部環境分析…業績分析、強み・弱みの分析、管理システム分析
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3.経営課題の整理…SWOT分析、コア・コンピタンスの抽出、問題点の抽出と課題の整理、優先順位付け
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4.基本戦略方針の決定(中期経営戦略、全社戦略:3年先の姿)…経営ビジョンの設定、経営目標の設定、経営戦略の方針策定
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5.数値計画の決定…売上計画、仕入計画、人件費計画、経費計画、売掛金の回収計画、買掛金の支払計画、設備投資計画、借入金返済計画
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6.行動計画の決定…事業別の戦略策定、行動計画、具体的な重点取り組み施策の設定

ご覧になってわかるように、経営計画作成の流れは、矢印によって繋がっています。つまり、「一貫したストーリー」となっています。戦略的ウェブサイトの構築を推進している「合同会社あやとりさんは、費用対効果、戦略的成果を達成するウェブサイトの制作をおススメするさいに、「家を建てる」事例を使われています。(あやとりお役立ち情報Webサイトは増築を重ねた老舗旅館のようになってはいけない

経営計画を作るときも同じことが言えます。
家を建てるときには、柱や壁の建材や家のデザインには流行があります。ただし、土台と骨組みはしっかりしたもの、「100年経っても大丈夫」なものにしなければ、その後の改築や増築に耐えられません。ビジネス、マネジメントにも、その時々に理論やツールの流行があります。どんな理論、ツールをつかっても構いません。しかし、経営計画をつらぬく骨組みがなければ、一貫性のない、その時々の経営環境に右往左往するような経営計画になってしまいます。

では、ストーリーのある戦略とはどういうものなのでしょうか。
長くなりましたので、次回にしたいと思います。

ヤマダ会計では、前記事でご紹介したとおり、経営計画・事業計画を作成する6つの目的を掲げています。なぜ経営計画が必要なのか、なぜ今経営計画が求められているのか、ご覧になってください。


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