【連載】経営計画の全体像
ちょっとこの辺で交通整理を。
図1 経営計画策定の全体像
この連載はどこに向かっていこうとしているのかといいますと、上の図の真ん中(1)
「中期経営ビジョン」を明確にすることと、(2)それを達成するための
「戦略」、を立てることです。
中期経営ビジョンは、現在から3~5年先の未来にあるべき姿で、理想ではなく目標や行動計画、数値によって
「可視化」「見える化」していきます。そのためには「経営戦略」が必要です。企業の「現在」を外部環境分析、内部環境分析によって把握し、そこから中期経営ビジョンを立てます。その先には企業が永続永遠に追い求める姿である「経営理念」があります。
この
「現在」→「中期経営ビジョン」→「経営理念」は、図1にあるように直線でつながっています。何らかの整合性、関連性があることが分かります。
図2 経営戦略構築の全体像
そのあとですが、中心となるのは「経営戦略の立て方」です。上記図2にあるステップをたどっていきます。スタートは(1)
「経営理念」です。(2)は
「現状分析」にあたり、外部環境と内部環境を分析します。(3)から(5)は
「経営ビジョン」をどう定めるか、各種経営戦略ツールを使っていきます。(6)は
「行動計画」にあたります。戦略を実行するための戦術にあたります。せっかく目標や計画を立てても、実行ツールがなければ、まさに「絵に描いた餅」になってしまいます。これらに数値計画を加えて、経営計画策定となります。
上記のとおり、次回からまた個別、細部の話になっていきますが、全体像を理解していただき「あぁ、今、この話をしているんだなぁ」と、全体と個別を行き来しながら読んでいただくと幸いです。
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