『「廃業」のススメ』を積極的にとらえる

ワイビーエム経営研究所

2012年01月06日 09:48





新年明けましておめでとうございます。
昨年10月末から始めましたこの連載「経営計画の作り方」も無事を年を越すことが出来ました。
気持ち新たに、実用的でわかりやすい経営計画についてのお話をさせていただきますね。

さて、さっそくですが、昨年末の「週刊ダイヤモンド」の特集記事、ご覧になりましたか?

◆ダイヤモンド社HP http://www.diamond.co.jp/
◆週刊ダイヤモンド12月17日号 「他人に迷惑をかけない「廃業」のススメ」 http://dw.diamond.ne.jp/contents/2011/1217/index.html

『「廃業」のススメ』とは、なんともドキッとするタイトルですが、ぜひご一読いただきたい内容でした。

記事内容を少しお借りしますが、「東京商工リサーチによれば、10年の休廃業・解散件数(推計値)は、倒産件数の約2倍の2万6808件にも上る。しかも前年比103.7%と、ここ数年、増加し続けているのだ。
背景には、業績がよかろうと悪かろうと、まずは「後継者が決まらない」という中小企業に共通の悩みがある。船井財産コンサルタンツの調査によると、年齢別の後継者決定状況は、50歳以上でもざっと3割程度が決まっていないのである」とのこと。

休廃業・解散件数の増加、後継者不足というのは、なにもマスコミが取り上げるトピック的なものではなく、中小企業白書でも長年指摘されていることですが、ここ浜松市近辺でも中小企業が直面している問題なのです。

この特集では、「廃業」と「倒産」の違いで、その行く末が「天国」と「地獄」ほどの差があることや、他人に迷惑をかけない「廃業」の仕方や、危ない企業に見られる傾向などが掲載されています。そして、「廃業」や「倒産」にまでは追い込まれていない経営者のためにスムーズな「事業承継」の方法も記載されています。

何より、この特集で感じたことは「目先の業務」も大事ですが、「3年、5年、10年後の企業の姿」をどう描くが、捉えるか、そのために今何をすべきか、を経営者が決断しなければならない、ということでした。

そう、つまり、会社の行く末を含めた「経営計画を明確にする」ということです。
この特集を読んで、健全な経営をし、顧客、従業員、取引先等をはじめとする利害関係者を守るためにも、経営計画を策定し、実行する力が必要だなぁ、と強く感じた次第です。


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