【組織論その１】組織とはなんぞや！？

2012年05月29日 10:23

みなさんは「組織」に属していますか？？
質問に対して、多くの方が「属していますよ！」と返答されると思います。家族という組織、社会という組織、そして会社という組織・・・私達が生きていくうえで、「組織」は切っても切れない関係なのかも知れません。

では、「組織の定義とは何ですか？」
という質問に対してみなさんは何て答えますか？
「う～ん・・・とりあえず組織と呼ぶからには一人ではないなぁ」　

ではでは「電車の中にいる人たちは組織ですか？」
「う～ん・・・何か違う気がする・・・」

経営計画の策定をするうえで、「強い組織にしたい」「組織管理をしっかりしたい」などということをよく耳にします。
多くの方が属しているという「組織」の基礎を1930年代に提唱されたバーナード理論から学んでみたいと思います。

先ほどの答え「組織」とは・・・
２人以上の人々の意識的に調整された諸活動または諸力の体系（システム）
と定義されます。

つまり、
①一人では組織とは呼べません。
②意識的に調整されていない　＝　コミュニケーションをとっておらず共通の目的がない電車の中の人々は多人数でも組織ではありません。
③諸活動や諸力の体系　＝　同じゴールに向かって共に活動しなければ組織ではありません。

言い換えるならば、
二人以上の人々が、コミュニケーションをとり、共通の目的を持って共に活動すること
が「組織」の成立条件となります。

「みなさまは組織の定義を満たしている組織に属していますか？」
質問が少し変ですが、ただ単に人数が多いだけの組織ではありませんか？しっかりコミュニケーションをとって共通の目的を持っていますか？同じゴールに向かって全社一丸となって向かっていますか？

「組織になってない！！」とお答えの方はぜひ経営計画を策定してみてください！
経営計画の策定とは、コミュニケーションを取り、共通の目的・ビジョンを定め、達成するために行動する計画をつくることです。組織をつくることとも言えますね！

経営計画で強い「組織」をつくりましょう！

次回は、「組織が存続していくために必要なこと」を書きたいと思います。